EPAは魚に多く含まれる
EPA(国際的にはIPA)はオメガ3系脂肪酸の不飽和脂肪酸です。
魚に多く含まれているといわれ、動脈硬化の予防など、生活習慣病の予防になることは、口コミなどで広く知られています。
今のところ大丈夫という人も、予防的にこうした魚を食べて、食事療法とて習慣化することも健康のためにはおすすめです。
EPAを多く含むのはやっぱり青魚系
EPAを多く含む魚は総じて、青魚に多いのが特徴的です。
可食部100gあたりの含有量(単位g)であげていくと、スジコの1.9、ハマチの1.5、マイワシの1.4、ホンマグロ脂身1.3、サバ1.2等々、高レベルの食材が並びます。
次いで、サバの1.2、ブリの0.9、サンマの0.8、アナゴの0.5も、EPAを多く含む魚としてあげられ、同じくオメガ3系脂肪酸のDHAと合わせれば、1日の目標摂取量に肉薄することができます。
とくに、サバ、ブリ、サンマなどは、DHAも多く含まれているので、一石二鳥でお得感大です。
青魚でEPAだけでなくDHAもセットで摂れる
もっとも、これら魚油に含まれるオメガ3系脂肪酸は、単独で存在することは皆無です。
量の大小はあれ、たいてい2つの成分がセットで存在しています。
魚を選ぶ際に迷ったら、とりあえずは青魚をチョイスすれば大方あたりだといえます。
なお、EPAは性質的に、酸化されやすい成分であり、それを多く含む魚も、鮮度が落ちやすいので注意が必要です。
うっかり古くなった脂を多く含む魚を食べて、油焼けを起こすことのないよう、魚は新鮮なうちに食べてしまうのが得策です。
EPAは、血栓症の予防に加え、最近では悪玉コレステロールを減らしたり、アレルギー症状の改善などの働きも明らかになっています。
該当者であればなおのこと、魚の消費量を増やすのがオススメなのです。
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